「ストレスが体に悪い」というのはウソだった?!

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ストレスは体に悪い?

「ストレス」と聞くとほとんどの人が「良くないもの」だとか「悪いもの」だという風に想像しますよね。

みなさんも「ストレスを感じると体に負担がかかり、心臓疾患やうつ病といった健康被害を及ぼす」と考えているのではないでしょうか。

実際に、ストレスをよく感じる人の方がストレスをあまり感じない人より死亡するリスクが高いとされています。

ですがこれにはある「裏」が隠されていることをある心理学者が語っています。

ケリー・マクゴニガル: ストレスと友達になる方法

(↑25分ほどのプレゼン動画です。非常に興味深いので時間があるときには是非。)

この方の話によると、本当に体に悪いのは「ストレス」自体ではなく「ストレスは体に悪いという思い込み」だというのです。

思い込みが人を殺す?!

プレゼンの中で、研究データについての説明があります。

この研究はアメリカで3万人の成人の動向を8年間追跡調査したものです。

この研究ではまず「去年どれくらいストレスを感じましたか」「ストレスは健康に害になると信じますか」といった質問を参加者に答えてもらいます。

(中略)

前年にひどいストレスを経験した人たちは死亡するリスクが43%高かったのです。しかしこのことはストレスが健康に害を及ぼすと信じていた人たちだけに言えることでした。

ひどいストレスを経験してもストレスが無害だと思う人たちの死亡リスクは上がるどころかストレスがほとんどなかったグループと比較しても研究参加者の中で最も低いものでした。

(中略)

ストレスに対する考えを変えたらストレスに対する体の反応を変えることができるのです。

他の実験では、参加者に「ストレスは有用である」と考え直させたあとストレスを与える実験を行ったところ、本来ストレスを受けたときに起きる血管の収縮反応が見られなかったそうです。

つまりどういうことかというと、「ストレスは体に悪い」と信じている人にだけ悪影響が現れ、そう思っていない人には一切ストレスによる悪影響は現れなかったということです。

これは衝撃的な事実です。

ストレスが体に悪いかどうかは「考え方」が決める

例えば、「ストレス」と聞いたときあなたはどのようなものを想像しますか?

・誰かに怒られてるところ

・面接やプレゼンなどで緊張しているところ

・渋滞にはまっているところ

・・・なるほど確かにこれらは嫌なことかもしれません。

ではこれはどうでしょう。

・遊園地のアトラクションに乗っているとき

・友達にサプライズを仕掛けるとき

・大好きなアーティストのライブを観に行くとき

これらを「ストレス」だと思うでしょうか。きっと思わないはずです。

ですが・・・本来はどちらも同じ「ストレス」なんです。

心臓がドキドキし血圧が上がり、今起こっていることやこれから起こることに対して体が備えようとしているという点ではどちらも違いはありません。

そして、こうした緊張状態・臨戦態勢に入ることこそがストレス反応です。

純粋なストレス反応には体に害を及ぼすような効果はありません。当たり前ですよね、本来体に備わっている機能なわけですから。

違うのは我々がこれらの場面にどう「意味づけ」をしているかだけなんです。

例えば、同じ心臓の高鳴りでも「ああ・・心臓がバクバクする・・・助けて・・・」と考えるのか「胸がドキドキする・・・!わくわくしてきたぞ・・・!」と考えるのかで体への影響は大きく変わります。

人体にとっては同じ「ドキドキ」なのにポジティブなものとネガティブなものに分け、ネガティブなものだけを「体に悪い」と思い込んでしまっているわけです。この思い込みが我々の人体に害を及ぼす原因となっています。

我々は「ストレスは体に悪い」と知らぬ間に思い込んでいます。また、頭の中でネガティブなものだけを「ストレス」と振り分けるせいで「ストレスは体に悪い」という思い込みがドンドン強くなってしまっているのです。

まずは「ストレスは体に悪くない」という事実を受け止め、ストレスに対するネガティブなイメージを取り払うことが大切です。

ストレスのことを「チャレンジ」や「興奮」といったポジティブなイメージと引き付けて考えていく必要があるというわけです。

プラシーボ効果をいい方向に使おう

これらの「思い込み」の力は「プラシーボ効果」と同じだと言えます。

プラシーボ効果とは「実際には何の効果のない薬でも効果があると思い込むだけで病気が改善する」というもの。

ストレスには体に対する害がないにも関わらず「ストレスは体に悪い」と思い込んだせいで体に悪影響を及ぼしたというのは、プラシーボ効果を悪い方向に使っているようなもの。

だったらプラシーボ効果をいい方向に使えばいいだけです。

「ストレスは体に悪くない。むしろ体にいいんだ!」くらいの気持ちの方がいいかもしれません。

緊張感のある人生、いろんな課題を乗り越えて成長していく人生なんだ!って言い聞かせながら進んでいきたいですね。

まとめ

体に害があるのは「ストレス」じゃなくて「ストレスは体に悪い」という思い込みだったなんて驚きですよね。

そういえば恐怖のドキドキと恋愛感情のドキドキを勘違いする吊り橋効果なんてのもあります。

つまり人間の身体反応と認識の関係は意外といい加減でどうとでもなるということですね。

ただこれは、なんでもかんでもポジティブに思い込めば良いということではありません。

嫌なことがあったときに哀しみにひたることはとても人間的で当たり前のことです。哀しみから何かが生まれることもあるでしょう。

問題なのは、ストレスによって体まで痛みつけられているようなイメージを抱くこと。これはやめた方がいいです。

ストレスに対する考え方を変えて健康的にいきましょう!

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