自分を変えたいなら環境を変えた方がいい理由。

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自分を変えたいなら環境を変えろって言うけど何故?

「今の自分は本当の自分じゃない。」「今の自分を変えたい・・・。」

そんな悩みを抱えている人は多いかと思います。

そんな人が良く言われるアドバイスが「環境を変えろ」です。

では一体なぜ環境を変えると人は変わることが出来るのでしょうか。

今回はそのことについて簡単に説明したいと思います。

人間には自我と客我がある

みなさんは自分はこの世に一人だけだと思っていませんか?

確かに肉体的には一人だけしかいないかもしれません。

ですが全ての人間には「自我」と「客我」という二つの人格があります。

聞きなれない言葉なので分かりやすく言い換えると自我が「I」で客我は「me」となります。

「I」は主格ですから他者に働きかける自分です。つまり自分にとっての自分

「me」は目的格ですから他者の行動の対象となる自分です。つまり他人にとっての自分

すべての人間はこの二つの自分を持っているというわけです。

例えば、「自分はイケメンだ!」と思っている人がいます。このイケメンな自分は「I」です。

ですが他人から「君は不細工だなあ」と言われるとします。この不細工な自分は「me」です。つまり他人の判断、他人の中での自分が「me」というわけです。

それでも自分はイケメンだ!って言い聞かせながら生きる人もいれば、ああ・・自分は不細工なんだと思いながら生きる人もいます。

少なくとも「me」を完全に無視し、逆らいながら生きていくことが出来る人はいません。みんな少なからず影響は受けますし、それが人になるということです。

このように全ての人は「自我」と「客我」のなかで生きていくわけですが、この「I」と「me」が一致しないことが問題となってくるわけです。

「こんなの本当の自分じゃない!」と思う原因はこの「I」と「me」の不一致です。

本当の自分は「I」なのか「me」なのか

さあ、あなたにとって本当の自分は「I」でしょうか、それとも「me」でしょうか。

どちらとも言えないですよね。どっちも自分です。

では「I」と「me」だったらどちらを変えるのが辛いでしょうか。

「I」を変える方が遥かに辛いですよね。とても難しいことです。

例えば自分はパンが好きなのに「君はごはんを食べるべきだ」って言われたからって今後一生パンを憎みご飯を愛しながら生きたていくことは無理ですよね。

くだらない例え話になってしまいましたが、これがもっと人間の本質にせまるような趣味嗜好だったらどうでしょう。仕事、恋愛、人間関係・・・。

きっとこれほど辛いことはないと思います。だから「I」ではなく「me」を変えるんです。

ではこの「me」を変えるにはどうしたらいいか。これが最初の「環境を変える」というところと繋がってくるわけです。

「me」とは他者が自分をどう認識し、どう扱うかによって決まります。つまり同じ他者と関わっている限りあなたの「me」は基本的に変わりません

だから環境、すなわち関わる他者を変えようというわけです。

別の他者に関われば「me」が変わります。その「me」は以前の「me」よりも「I」に近いものとなっているかもしれません。(なってないかもしれませんが)

「me」が変われば人は変わります。社会の中で生活している人間はみんな他者の中に生きます。他者の反応を見て自分の振る舞いを決めるわけですから。

新しい人間関係の中に新しい自分を見つけることが出来るかもしれません。そうやって環境を変えることが自分を変えることにつながるから環境を変えろと言われるわけですね。

一番イージーで強力なのは「I」を変えること

環境を変えるのが良いと言いましたが、それが必ずしも上手くいくとは限りません

どんなに環境を変えても他者からの反応が変わらない場合があります。そんなときはどうすればいいでしょうか。

また環境を変えますか?ずっと理想の「me」が見つかるまで環境を変え続けますか?

おそらくそんなことしても無意味です。その場合は完全に「I」の問題です。

つまり自己認識が完全に間違っているということです。

こうなったら「I」、すなわち自分の価値観や振る舞いを変える以外方法はありません。

「周りの人は誰も分かってくれない!自分のことを本当に理解してくれる人のところに行くんだ・・・!」と環境を変えるのは確かに必要かもしれませんが、それにも限度というものがあります。

環境を変え続けても何も状況が変わらない、「自分は才能があるはずだ・・・!」と思っていても誰からも評価されないのだとしたら、それは「才能がない」ということです。

その場合は「自分は才能がない」と思い直すか、今まで以上に努力や勉強をするしかありません。どちらにせよ今までの自分のままではダメだということです。

このように「I」を変えることは絶対的な力を持ちます。「I」が変われば全ての問題は解決するわけです。

本当の自分は「I」ではなく「me」なんだと思うことは決して悲劇とは限りません。むしろ知性と勇気にあふれた行動だと言えます。

先ほども述べたように「I」を変えるのは辛くて苦しいことです。ですが一番手っ取り早く、そして確実に変えることができるのも自分だけなんです。

これが本当の自分なんだと「I」を貫き通すことも大切ですが、他社の目を通して「me」である自分を覗き見ることも忘れないでください。

「I」を守るために人間関係を変えようとする前に、それが本当に守るべき「I」なのか、自分の思い込みではないのかもう一度考え直してみることも大切です。

自分を理解するには「I」と「me」どちらも必要です。

どちらもよく知ったうえで本当の自分というものをよく考慮し、ときに環境を変えたり、またある時には自分を変えたりして、自分らしく生きていくことが大切ですね。

まとめ

最近アドラー心理学が流行っていますね。

アドラー心理学の中では「人間の悩みはすべて人間関係によるものだ」と断言されています。

これはつまり「I」と「me」の不一致のことです。

自分はこうしたい・こうありたいのに、他人は自分にこうさせる・こう評価する。

人間の悩みはすべてこれだということですね。

嫌われる勇気というのは「me」を否定するということ、他人からどう思われても構わないということを意味しています。

環境を変えるということの一歩手前ですね。とりあえず今の人間関係を無視するということです。

日本人は他人の目を気にしすぎなので、そのくらいがちょうどいいのかもしれません。

ですが気を付けないと本当にただの嫌な奴になってしまう場合があるので気を付けてくださいね。

もういちど言いますが人間は社会の中、他人との関係の中でしか生きられません。

「嫌われる勇気」と共に「変わる勇気」も忘れないでいてください。

「I」が変われば「me」も変わりますよ。

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