この前、大学の英会話の授業の中で「自分の好きな音楽」について話し合うシーンがありました。
みんなが英語でそれぞれの好きな音楽について英語で話し合ってる中で、アメリカ人の先生も自分の好きな音楽について教えてくれました。
いわく、「俺はパッションのある曲が好きだ。幼稚な曲、甘ったるいだけの曲は嫌いだ。」と、メタル系のバンドやブラジル音楽などが好きだと話していました。
「へーそうなんだ。」と特にこれといった感想もなく、その場は流れました。そして授業が少し進んだ頃にその先生がスマホである日本の曲を聴かせてきました。
↓その曲がこちら
「なんでクレヨンしんちゃん?(笑)」と最初はネタで聴かせてきたんだと思いました。(アメリカンジョーク的なやつ?)
しかしそう思った瞬間、その先生が一言
「Awesome! Great song!」
( ゚Д゚)< エッ?メタル好きなんじゃないの?
しかし、ニコニコしながら「Awesome!」を繰り返す先生。
この曲のどこが素晴らしいのか、何が好きなのか、核心には一切触れようとはしません。
果たしてこの曲にパッションはあるのか・・・と不思議がる生徒たち。
しまいに、生徒たちに「君たちはこの曲好きかい?」なんて聞いてくる始末。(笑)
(ちなみに僕は好きだと答えました。実際この曲嫌いではないので。ただ好きというよりは懐かしいと言ったほうが正確ですかね。)
そのとき、僕の脳内にある仮説がよぎりました。
「これはもしや・・・PPAP路線か・・・?!」
そのときはPPAPはブームの真っただ中。日本人の多くが「どこが面白いのかわかんない。」と冷たい反応をするなか、そんなのはどこ吹く風でアメリカのチャート入りまで果たしてしまったピコ太郎。
それと同じような現象をまさに目の前で見せつけられた気分。
日本のアニメカルチャーの訴求力の高さは周知の通りですが、PPAPを始めとして「外国人に何がウケるか、どこを面白がるか」を予測するのは難しそうです。
日本人が思いもよらない部分が外国人の興味や好奇心を刺激するのだと思い知らされる近頃です・・・